「格差を超えて 僕らの新たな働き方」番組収録後インタビュー:石井光太 | 語った | ジレンマ+

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 番組をちらっと見て、なんかダブルキャリアとかしょうもない話をしていたのと、いい歳のおっさんどもがドヤ顔で自己顕示しまくっているのにうんざりして、自室に移動した。
 そもそも、就職先がないとか、ブラック企業で死んでますみたいな基本的な問題が語られていない。私のような自律神経が死んでいる人間を労働市場でどう利用するかってあたりから始めないと話にならないと思うのだが。

格差には、多くの形態があります。この番組に出演している人々が直面している格差と、最終学歴が中学校である人たちが直面している格差と、病気を抱えている人たちが直面している格差とはまったく違います。どれも格差であることには間違いないのですが、同じように論じてはいけないものだと思うのです。
 しかし、今回の議論の中では、どうしても出演者たちの身の回りの格差に言及することがほとんどでした。もちろんそれはそれでいいことですし、どんどんやるべきことだと思います。一方で、それだけでは格差のほんの一部を論じたことにしかならないのも事実です。