飽和の前に枯渇があった - 太田猛彦著「森林飽和」 - 「まずまずのダム日和」

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 確かに、書き出しが非常に印象的な本であった。砂と森を結びつけた点も印象的。「森林飽和」そのものも、実際に、草原の減少と森林化が進んでいるわけで、仮説とは言えないと思うが。
 生物多様性の観点からすると、人間が継続的に撹乱利用して、貧栄養状態を保っている場所がなくなることが、生物種の現象を招いているんだよな。自然に任せると、ほぼ、一色の環境になって、逆に多様性が減少する。