産業道路沿い、崖面の下あたりに建っている。以前から、前はよく通るのだが、さっくり通りすぎてしまっていた石碑。忠魂碑系には、あんまり熱心になれないせいもあるが。今回、思い立って撮影。周囲がきれいに整備されていて、ありがたい。掃除や手入れを続けている人がいるのだろうな。
台座上段の戦没者名と寄付者名は省略。いくらなんでも全部書くのは無理。
石碑正面
忠霊塔
正四位
陸軍中将勲二等 千田貞雄謹書
功四級
台座正面
時惟れ昭和十二年七月支那事変勃発し戦
禍は次第に発展し遂に大東亜戦を惹起し
世界の強国は挙て我に敵対し戈を交えざ
るの已むなきに至れり郷土の四十一氏は
召に応じ身を挺して勇躍征途に上り或は
朔北の荒野に或は南洋諸島に力戦奮闘し
貴き一命を祖国に捧げ遂に異国の土と化
せらる誠に痛惜哀悼に堪えず不幸戦利有
らず我国は敗戦の悲運に陥りたれども諸
氏の功績は偉大にして不滅後人をして感
憤興起せしむ茲に諸氏の英霊を慰め其の
功績を後世に伝えんがため此の塔を建つ
忠魂希は永えに安らかにして祖国再建と世
界人類の平和を守られん事を
昭和三十八年二月吉日
保田窪遺族代表
松本武男謹書
台座裏面
世話人
遺族 松本武男
仝 佐藤亥熊
仝 篠田秀松
公民館長 園田 孟
副 柚原敬治
期成会長 徳永義之
副 宗村之俊
生還軍人 伊藤房雄
生還軍人 矢野芳広
仝 吉川信彦
仝 千田正一
仝 野田重喜
仝 毛利伊作
石工頭領 橋口武幸