データジャーナリズムで検証するフクシマの風評被害の虚実|ジャーナリストキャンプ報告「震災後の福島に生きる」|ダイヤモンド・オンライン

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 ダイヤモンド・オンラインの記事「データジャーナリズムで検証する フクシマの風評被害の虚実」をめぐって - Togetter
 東京都中央卸売市場の価格やシェアのデータなどをもとに議論している。価格の変化は作物によって違い、単純に「風評被害」で大損害を被ったという見方は単純であるというのは分かる。一方でTogetterやはてブのコメでは、青果は市場外の流通も大きく、単純に市場のデータの分析では不十分という指摘も。参考までにというところかな。価格が下がっているだけに、農家の経営的には非常に厳しいだろうとは思うが。栽培契約の打ち切りや贈答用に使われていた桃が市場に流れるなどの変化は大きかっただろうし。
 福島の人々の放射線の影響に対する知識は高いと同時に、地元産を忌避する気持ちも高い。単純に「食品中の放射性物質に対する正しい理解」の啓蒙が、福島産作物の買い控えを解消する手段足りえないというのは納得するところ。まあ、その点では、必死に対策をとった福島産の農作物よりも、茨城などの北関東産の方が危険度が高そうな感じだが。
 Togetterの議論が非常に面白い。データのとり方や解釈など、現場との関連で。両極端か。あと、「物凄い戦略で動いて風評から脱却してる生産者」ってどんな人なんだろう。