日本の農業技術は国際的に低レベル | Food Watch Japan

http://www.foodwatch.jp/primary_inds/whatisgood/31805
 なんだかなあ。アメリカの野菜が、アメリカの硬直的な流通システムに適応しきっているだけなんじゃなかろうか。保存性だけで品質の優劣を議論するのはさすがに説得力がなさすぎ。『フルーツ・ハンター』で保存性の悪い果物は、どんなにおいしくても流通に乗らないと言われているのとおんなじことだろう。
 そもそも、商売になりにさえするなら、そもそも、「安定品質」も「安定供給」も必要ないんじゃないだろうか。なんか「客観的な目標」に逆に呪縛されているんじゃないかと。「工業的」農業の議論だな。


世界各国と日本の農産物単位面積当たりの収穫量の比較 | Food Watch Japan
 いや、これ全然話にならない議論じゃね。どういう市場に、どういう品種の作物を作っているかまで分析しないと、単純に数字を比較してもしょうがないと思うが。例えば、焼きトウモロコシ用のと飼料用のトウモロコシのを、収量で比較してもしょうがないわけで。米でも高収量品種から、市場で高く売れる品種への転換が起こっている。そのあたりの「質」を等閑視した議論はまったく話にならない。
 しかし、オランダのきゅうり、なす、かぼちゃ、トマトの収量の高さは驚異的だな。
 ブコメも参照。


日本の農業技術は単純に後れているのか? 〜Food Watch Japan の岡本真一さんの記事を受けて〜 - Togetter
 品種の問題とか、大きさを揃えるための摘果や廃棄の多さなどの指摘。どういう議論をするにしても、出してくる根拠が雑駁だと、議論そのものの信用性が疑われる。