モアイを作った人々を滅ぼしたのは誰か? 「歩くモアイ」実験で解明する!【集中連載第2回】 | クーリエ・ジャポン

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 太平洋への人類の拡散の話。星、季節風、海鳥など、自然を観察して、自分の位置を認識していた。
 ヘイエルダールがコンティキ号でなにを証明しようとしていたのか。イースター島のモアイが、南米起源の技術で、イースター島ではその後、ポリネシア人がやってきて、先住の南米系の人々を全滅させたという「内乱」説を証明しようとした。
 これらも含めて、イースター島の「文明」の消滅は、人口増大による資源の消費、それに伴う政治的混乱によるものとされた。
 しかし、ヨーロッパ人の記述を丹念に分析すると、森林が存在したという記述となくなっていたという矛盾した記述が並存すること。また、イースターの人々が弓矢の使い方を知らないことが明らかになる。
 イースターのモアイ製造者を滅ぼしたのは、外部から、西洋人が持ち込んだものであったと。西洋人による拉致・攻撃。さらに、流行病を持ち込み。これらが、イースター島の社会を破壊した。明白な文明の破壊行為を、イースター島の人々の「自滅」としてきたわけか。呆れ返るな。歴史修正主義が堂々と主流学説として跋扈していたわけか。白人の残虐行為を、糊塗した。やることがえぐいな。