化石関係記事メモ

[地学]37億年前の「世界最古の生命の活動跡」とされる化石が発見される - GIGAZINE

 氷河が溶けて現れた岩石から、生痕化石を発見したと。37億年前に、浅瀬に生物が存在したと?
 まあ、今後の研究できっちりチェックされてからだよなあ。初期のタイプだったから、範囲が小規模といううのは、ありうると思うが。

[地学]白亜紀末にいるはずのない小型翼竜を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 だいたい、空を飛ぶ生き物って、軽量化のために骨がすかすかで、見つけにくいんだよな。
 ジュラ紀には小型の翼竜が存在したが、鳥との競合によって巨大化。小型翼竜のニッチは鳥類に占拠された。しかし、今回の化石の発見で、通説が覆された。とはいっても、化石の産出状況からすれば、鳥類に押されて、小型翼竜類が衰勢にあったことは、変わりないと思うが。
 つーか、断片的すぎて、鳥の化石である可能性もかなりあるのか。

[地学]1億7000万年前の「極上」魚竜化石を発掘 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 50年前に見つかった骨格化石が、やっと発掘完了…
 固い石から取り出して、クリーニングするとなると、お金がかかりそうだな。その分、保存状態は良さそうだけど。岩が変成したということなのかな。
 二代にわたる発見者家族の個人的ヒストリーとしての重要性、古生物学上のミッシングリンクを埋めるものとしての重要性、快く金を出した電力会社。

[地学]「昆虫を食べたトカゲを食べたヘビ」の化石発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 新生代に入ってからの話か。
 昆虫を食べた直後のトカゲが、蛇に捕食。さらに、その蛇も消化しないうちに死んで、湖で化石になった。なんというか、すごい偶然だな…
 現生種の生態が、いつ形作られたか、それが明らかになると。ボア科の蛇は、若い頃はトカゲや両生類を好み、成長するとより大型の生物を捕食するようになる。そのような食性に変化が、少なくとも4800万年前までさかのぼることができると。蛇の拡散の歴史の手がかりにもなると。
 しかしまあ、保存状態の良い化石だな。あと、CTスキャンの威力。

[地学]「首の短い首長竜」プリオサウルス類について - Togetterまとめ

 首が短くて、頭がでかい首長竜って、モササウルスとたいして変わらん感じが。生態的ニッチも被っていそうだな。
 首長竜は後発で、魚竜に頭を抑えられていたのか。海洋無酸素事変で、競争相手が消滅。生態系の頂点というニッチが空き、プリオサウルスがそこに収まると。
 そのプリオサウルス類も、二度目の海洋無酸素事変で壊滅。生き残ったプリオサウルスは、白亜紀頭までのパワー型から、スピード型に変わって、生き延びる。魚竜、軟骨魚類硬骨魚類も交えた、戦国時代に。
 それも、オントンジャワ海台の噴火に伴う三度目の海洋無酸素事変によって終わる。プリオサウルス、魚竜が絶滅。そこのモササウルス類が進出して、爬虫類最後の覇者になる。
 海洋無酸素事変の影響の大きさ。
 そして、新生代に入り、一時はサメの仲間が覇者となるが、鯨類の出現によって追われる。戦闘能力だけを見れば、大型海生爬虫類や哺乳類の方が高くなると。その代わり、サメ類はなかなか絶滅しないわけだが。
 パッシブソナー持ちなのかな。