『プーチンの世界 「皇帝」になった工作員』プーチンに備わった6つのペルソナを読み解く - HONZ

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 プーチンの人格を、公開情報やインタビューを元に、紐解いていく本。
 3か月分の食糧と燃料を国家備蓄で貯めこんでいるって、すごいな。民族主義者ではなく、国家主義者。あるいは、ヨーロッパとの認識の違いとか。最近は、むしろ、ヨーロッパ側が脅威を覚えつつあるようだが。過剰反応が過剰反応を誘発する、負のフィードバックだな。
 まあ、プーチンがいかに傑出した政治家でも、無限の生命を持つものではない。あと、結局、国を運営していくと言うことは一人ではできない。そのあたりが、弱点だよなあ。なまじ卓越した政治家だけに、「制度」を作り出すことができなかった。