「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。 | Books&Apps

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 これ、おもしろいなあ。
 バイオディーゼルの燃料生産から始まって、その販路を確保するために、小規模発電事業を起こす。その電気による充電や氷製造の店を、現地の人を雇って作る。そうすると、今度は、現金が三割ほど足りない事例が出てくる。妖精の仕業だと言うので、電子マネーを導入。すると、今度は電子マネーを使った貯金行動が見えてくると。
 銀行がないと、現金を土の中のツボで保管する壺預金となる。で、その場合、虫に食べられてしまって、現金が目減りしてしまう。ならば、電子マネーの方が良いと。ここから、金融業への可能性と。
 常識的に考えれば、店員がちょろまかしているか、手続きが面倒な時にサボっているかだろうなあ。そもそも、レジから金を抜かない店員を大量に確保すること自体が、結構難しいことと。


関連:人口が増え続け、世界が新しい市場と注目する「アフリカ」で、起業するとは、どういうことか。 Books&Apps
 流れ流れて…
 上流側の確保。ヤトロファという植物を品種改良して、そのパテントで稼げるようになった。政府の開発援助とか、燃料政策とかがバックにあるからこそできる事業って感じでもあるが。
 ヨーロッパ系企業がアフリカの土地を買占め、囲い込みって、まさにランドクラブだな…