アプリで学ぶくずし字: くずし字学習支援アプリKuLAの使い方
- 作者: 飯倉洋一
- 出版社/メーカー: 笠間書院
- 発売日: 2017/02/10
- メディア: 単行本
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全体の構成は、以下の通り。
- アプリで何ができるのか?
- アプリを使いこなそう!
- KuLA以外の学習方法は?
- オンライン座談会
- アプリ活用法&くずし字を学ぶということ
付録『しん板なぞなぞ双六』注釈
最初の2章は、古文書の基礎知識とか、アプリの使い方の紹介。後ろは、KuLAを利用して何ができるか、どんな意味を持つのかみたいな、ちょっと硬い話。微妙に、緊急出版の寄せ集め感があるな。
3章のKuLA以外での学習方法で紹介される入門書やアプリ類は有用。あと、ここまでいっていないけど、付録の注釈も便利なんじゃなかろうか。読んでしまうと、学習に影響がありそうなので、ここは避けたが。
用例が刊本メインなのか。基本思想に「和本リテラシー」があるわけね、このアプリのおかげで目がなれて、近代に書かれた変体仮名の石碑なんかは見やすくなった。しかし、戦国時代の文書なんかには、まるっきり目がついていかなかったのは、そういう理由か。なかなか、全方位隙のないものはできないものだな。