『世界の傑作機:ロッキードP-38ライトニング』

 なんか、ここのところ、急にミリタリー気分で、いろいろと引っ張り出しているところ。「世界の傑作機」シリーズから、大戦中の双発機の本を召喚。
 個人的には、割と好きな飛行機。
 しかし、扱いにくそうな、この機体が採用され、1万機程度も生産されたこと事態が、割りと謎な感じ。割と、微妙戦闘機だろう。進攻戦闘機として開発。Bf110や屠龍のような、限界を晒さなかったってことなのかな。最初の構想は、高高度迎撃機だったようだけど。
 太平洋戦線では、日本軍機が劣速であったこと。かつ、長距離を飛行する必要があったことから、それなりに使えた。しかし、ヨーロッパでは、ドイツ戦闘機に全ての面で劣って、戦闘爆撃機として使われた。ドループスヌート機なんてのが、開発されたってのは、完全に爆撃機としての任務がメインになっていたってことだよな。
 あと、実戦への投入が意外と遅いのも、印象的だな。実働は、1942年末といったところか。


 やはり、スタイリングは魅力的な飛行機だよなあ。特に、斜め前からのアングルが良い。


 しかし、これ、1993年の出版か。昔だなあ。もう一つ、新しいバージョンも買っておくべきだったか。どこが違うのか、分からないけど。