魔道士協会の陰謀 スレイヤーズすぺしゃる(4)(富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 神坂一,あらいずみるい
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1993/06
- メディア: 文庫
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「べじたぶる攻防戦」、「魔道士協会の陰謀」、「獣使いのゆううつ」、「財宝奪回大作戦」、「お子様クエスト」の5本に、書き下ろしのスレイヤーズえくせれんと「動乱のあとに」。
「べじたぶる攻防戦」は、ドラゴンに生贄を要求されたため、討伐しようというお話なんだけど、とにかくスケールが小さい。要求された生贄が、きゃべつ2玉と大皿一杯の豚肉の細切れという。そりゃ、リナじゃなくても、スケール小さすぎて泣くわ。
どいつもこいつもセコ過ぎて、もうねw
「魔道士協会の陰謀」。魔道士協会の依頼で反乱鎮圧に加わったリナとナーガ。しかし、反乱を起こされた評議長が賄賂で私腹を肥やすわ、女性魔道士を手篭めにするわ。ノリで評議長をぶっ飛ばしたリナは、反乱側に加わることに。
反乱側の、会議大好きレイル君が、なかなか強烈。
そして、最終的に傭兵も魔道士も敵に回して、自滅する評議長が。
「獣使いのゆううつ」。何ものかに狙われているビーストマスターのミリーに護衛を依頼されたリナとナーガ。案の定、襲撃されるが、相手の様子がおかしくて。
動物保護協会w
「財宝奪回大作戦」。なんというか、依頼人の副評議長クルーレさんが、いろいろヒドイ。そして、秘書のキャロラインのアホさが、なんとも。これは、なんとなく覚えていたな。「のべろへぇぇぇぇっ!」の叫びが。
エルフの女性に、娘の捜索を依頼された「お子様クエスト」。
実は、依頼人が認知症という攻撃。ダブルブッキングで、リナ・ナーガ組ともう一組が、互いに相手が人さらいと認識して、争う。これは、やるせない。
書き下ろしの「動乱のあとに」は、「魔道士協会の陰謀」の後日談。前評議長派の残党の説得のための使者の仕事から、前評議長の隠し財産の奪い合いに。結局、火力が強すぎて、隠し財産を保管している建物が、湖に沈んでしまうというw
相変わらず、相談大好きレイル君が、なんとも。「困った顔をして座ってるだけで、参加した気分になれるところが大好きです」ってのが、割と真実を突いているようなw
あと、ひたすら怪しげなバーグラーさんとか。