熊本市街地の活断層

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 市立図書館の断層地図の展示を見て、熊本市東部の台地の地形と断層が、密接に関連しているのを見て驚く。気づいていなかったけど、かなり前に、熊本地震の調査結果を反映した活断層図が公開されていた。
 しかし、これを見ると、八景水谷から健軍まで、きっつい坂のかなりの部分が、断層崖なのだな。東町の南、健軍神社の参道、熊工から竜蛇平団地の西側の斜面、帯中が乗る台地、ずっと断層だったのか。ここ、西南戦争で薩摩軍が、政府軍を阻止したラインだよなあ。
 もう一本西の断層、神水から水前寺公園の東側を通って、託麻原小の西、渡鹿の国家公務員住宅の敷地内を通る断層は、地形との関連がそれほど明瞭ではないな、とはいえ、あそこも、緩いけど坂になっている。
 一番西には、市立図書館から、是法神社、堂免公園西側あたりを通る断層が識別されている。ここは、さらに不明瞭だけど、確かに堂免公園あたりは坂になってるかなあ。
 大江から長嶺にかけて、微地形が、断層と河岸段丘に支配されているのだなあ。


 あちこち活断層を見てると、阿蘇外輪山を北西に走る断層もあるのだな。延長に、先日地震を起こした和水町がある。菊池川の平野とその北の山地の境目も、よく調べたら断層がありそうな気がする…