ざっぽん『真の仲間じゃないと勇者のパーティを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 4』

 相変わらず、タイトルが長いw
 あと、リットさんが、かわいくて、エロいです。つーか、ネット上の「なろう」より、文庫のスニーカーのほうが性描写の規制が緩いとか、おもしろい時代になったもの。


 勇者の勇者辞職編も、ここで区切り。「賢者」アレスさん、情報が加われば加わるほど、ダメだなあ。「加護」に身を任せて、真の智恵をつけ損ねた存在は、敵として倒されるしかない。
 そして、「勇者」は、すでにパーティを必要としなくなっていた。遠からず、みな振り落とされていた。アレスの片思いが、いっそ哀れというか。


 現魔王、アスラデーモンがどういう思惑で行動しているのかが、気になるな。唯一、加護を持たない種族。「初代勇者」の種族。アスラデーモンが、レットたちが知らない情報をどのくらい握っているのやら。そして、ルーティが新たに宿した加護「シン」とは。
 あと、ラストで、かつてのパーティの仲間ヤランドララが、ゾルタンにやってくるような描写があるけど、ネット版とは、ストーリーが分岐するのだろうか。ずいぶん、追加作業が多そうだから、ネット連載が月刊化するのも、納得できるのだが。


 古代エルフでの遺跡でのバトル。ルーティを勇者の加護の衝動で支配すべく、初代勇者の「降魔の聖剣」を触らせようとする。アスラデーモンのシサンダンは、一度は、ルーティを勇者の衝動に支配させることに成功する。しかし、みんなの力で、それを打ち破ることに成功する。「勇者」とは、加護ではなく、自分の力で何とかしようとする者たちの事、か。
 「悪魔の加護」によって生成された、新たな加護、「シン」がどういう意味を持つのか。今後が気になる。