ここしばらくで読んだなろう小説

『私が死んで満足ですか?』
https://ncode.syosetu.com/n7342hg/
 王立学園の卒業式で、王太子ベルビュートから、伯爵令嬢ロロナへ行われた婚約破棄宣言。表情を変えずに退出したロロナは、しかし、その後彼女は馬車の事故で亡くなってしまう。
 それは、令嬢ロロナが密かに支えていたリュース伯爵家の崩壊の序曲であった。
 戦争の英雄だけど、戦うことしか知らず、時代の変化から逃げた父伯爵、貴族の義務を知らない後妻と後妻が産んだ娘。そして、傲慢な婚約者。ロロナというストッパーがなくなった途端、彼らは一気に転落していくことになる。
 一方で、ロロナの奮闘をきちんと見つめていた人もいて…
 息をつかせず、一気に読んでしまった。


『悪役令嬢の中の人』
https://ncode.syosetu.com/n6682gf/
 聖女エミュレーターが世界を救っちゃうお話。
 「悪役令嬢」になるはずだったレミリアのもとに、異界からの転生者エミが入りこんでしまう。エミは、悪役令嬢となる運命を回避すべく努力し、人の良さもあって、攻略対象たちと信頼関係をはぐくんでいく。しかし、結局、裏切られ、断罪されることに。絶望したエミは心を閉ざしてしまう。
 その時、押しのけられていたレミリア本来の霊魂が体を掌握。愛を知らずに、悪役の道を走るはずだったレミリアは、エミの記憶の中から愛がどのようなものかを知り、「レミリア」を幸せにしようと奔走するエミを大事に思うようになっていた。
 そのエミを絶望させた裏切り者たちに怒った本来のレミリアは、「星の乙女」と彼女の攻略対象たちへの復讐をはじめる。
 徹底的に「エミ」の行動を模倣し、演じきってしまうエミへの愛の深さがなんとも。一方で、復讐に関してはもう悪女ぶりがすごい。、ヤンデレ悪役令嬢らしいというか。絶対敵に回してはいけない存在を敵に回してしまった星の乙女が哀れというか…


『王弟殿下との結婚を双子の妹に奪われましたが案外結果オーライでした』
https://ncode.syosetu.com/n8166hi/
 両親も外道なら、王弟も外道だな。そして、妹が一番悲惨だったような。愛人との関係を維持するために、愛人の子供の名目上の母とされ、監禁されてしまうという。
 ヒロインも結果オーライというほどではない、心に傷を持ち続けることに。
 ヒロイン自身はそれなりに幸せになったけど、他は誰も幸せになってないのは当然の結果か。つーか、さすがにやり口が外道だろう…
 外から見て華やかなことも、内実はそんなでもないという話。もともと、身代わりでなにも期待されない結婚だった…


『婚約者の好みにはなれなかったので身を引きます:私の周囲がそれを許さないようです』
https://ncode.syosetu.com/n0070gt/
 第二王子と婚約して3年。ますます、浮気性が激しくなる婚約者に、主人公は諦めて、婚約の解消を要請した。しかし、その結果、周囲が大激怒&国際関係も絡んできて、大騒ぎに…
 いや、婚約者の没落っぷりが。ついでに、黒幕は斬首と来る。
 知らないうちに海外勢力に踊らされる王子とか、まあ、控え目に言ってどっかに閉じ込めておくしかないよなあ…


『王女と駆け落ちした元旦那が二年後に帰ってきた?謝罪すると思いきや、聖女になったお前と僕らの赤ん坊を育てたい?こんなに馬鹿だったかしら』
https://ncode.syosetu.com/n1563gr/
 なかなか、駆け落ち組の頭がおかしかった。
 で、捨てられた側が「真実の愛」を得るお話。


『「聖女」を追放した国』
https://ncode.syosetu.com/n6635gs/
 追放される「聖女」に追放されるだけの理由があったお話。確かに結界を作って国を守っていたけど、コストパフォーマンスが悪すぎたw
 そして、そいつらを引き込んだ「帝国」内の勢力も痛い目に遭うお話。
 いや、さすがに「聖教会」の外道ぶりがすごいw


『魔導士ドロシーの伝説:やってもいない罪を捏造されるくらいなら、今、この場で、婚約破棄の理由を作って差し上げますが、いかが?』
https://ncode.syosetu.com/n1241gp/
 身に覚えのないいじめを理由に婚約破棄されたドロシー。冤罪に怒りを覚えた彼女は、魔法を使って、実際元婚約者の恋人を貶めることにする。豚顔に帰られた女の子にキスをしないと戻らないと言われて、逃げ出した王子。最終的には、カップルの決裂まで行ってしまってw
 なかなかぶっ飛んでて楽しいw
 「じゃあ、蛙で」の下りとかw


『生贄っ娘、名前のせいで喰われない』
https://ncode.syosetu.com/n8516hh/
 カニバル愛。
 神様、ゲジゲジが苦手だった。で、食べられないまま、徒に時間が過ぎてしまったお話。