今年印象に残った本2023(マンガ部門)

 こちらも、なろうで読んだ小説が原作とか、あとは電子コミックサイトの試し読みで先頭だけ読んで興味を持った本が多い。というか、1巻だけ買って、その後放置の本が多いような気が。
 どうも、マンガのストーリーがすっと頭に入ってこないで、読みかけ放置の本が多くなってしまって。

10位 たくま朋正『追放された没落令嬢は拳ひとつで異世界を生き延びる! 1』

 追放というよりは、「落ち延びた」という感じだろうか。
 実家の大公家が、隣国によって一夜に滅ぼされて、姉の従者によって安全な土地まで逃がされたアルフェ。しかし、従者は姉を探しに出て行って、一人で生計を立てることを余儀なくされる。無料見学できる道場を見つけた彼女は、そこで魔力を叩き込んで大威力を発揮する格闘術を学び、冒険者として自活していく。
 最初はゴブリンに追い返されていたが、バシバシ討伐。さらに、良い収入を求めて遠出するようになるが、そこでアンデッド、レイス討伐中の聖騎士と出会って。

9位 大庭そと『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番 1』

 とりあえず、ヒロインの顔芸が印象的。あと、めちゃくちゃ虚弱…
 母親が病気にかかり、医療費を稼ぐために働きに出ることになった主人公ミュリエル。本好きな彼女のリハビリのため、親は司書の仕事を用意していたのに、なぜか聖獣番面接に。顔合わせで、聖獣と意思疎通が可能で気に入られた彼女は、あっさりと聖獣番として仕事をすることに。
 しかし、鍛えていない彼女は基本的な作業で筋肉痛の地獄の苦しみに…

8位 乙善ゆしお『ええ、召喚されて困っている聖女(仮)とは私のことです:魔力がないと追放されましたが、イケメン召喚師と手を組んで世界を救います! 1』

 先見の魔術師が「大災害」を予見したため、聖女として召喚された主人公ハル。しかし、魔力がないからと追い出されてしまう。親切な宿屋の家族に拾われて従業員になったが、召喚に成功したと言い張る実行者のヴィクターが押しかけてきたり、監視されていることが判明して、旅に出ることにした二人。
 旅先で魔力を奪う竜巻に遭遇したり、魔力の流れが見える建築家の家でお世話になったり。そうこうしているうちに、先見の魔術師が押しかけてきて。
 つーか、召喚した王国が外道だなあ。

7位 チドリアシ『とりあえず、ヤりましょう 1』

 娼婦と軍人の恋愛話。
 魔力を使うとオーバーフローになってしまうため、それを発散する娼婦が不可欠な世界。歌で発散させることができるため寝ない娼婦のイーリャは、ある日、「銀氷の騎士」シアンのオーバーフロー状態の回復を依頼される。
 一晩を過ごしたその後、シアンは「お見舞い」と称して、しげしげとイーリャを訪れるて、歌を聴くようになる。だんだんと惹かれていくイーリャ。しかし、ある日突然やってこなくなって。
 シアンは、以前からイーリャのことを知っているようだけど…

6位 おがきちかLandreaall 40-41』

 王城ダンジョン編もやっと終了。ボロボロになったDX一行も、やっと地上に戻ることができた。
 一方で、ダンジョンの最奥に竜の卵が安置されていたり、アトレの血脈が忍者を絶やしてしまった事実など、いろいろとヤバい事実が明らかになって。これ、どうやって始末するんだろうか。

5位 白鳥うしお『元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 1-5』

 洗礼式で弱い魔力しか得られなかった公爵令嬢クレア。さらには、義妹シャーロットから陥れられて、貴族としての立場を完全に失ったと知った彼女は、家出を決行する。第一の目的地で助けられたのは、隣国の王太子ヴィーク。彼に連れられてパフィート国へ向かう。途中で縁の土地で洗礼式をやり直して強大な力を得た彼女は、魔力竜巻を消したり、母親を殺した貴族家と対決したりしつつ、ヴィークの婚約者に。
 しかし、公式訪問で母国ノストンに赴いたところで、暴走したシャーロットの魔力攻撃でヴィークと側近のリュイが意識不明になり、戦争に発展してしまう。
 幸せを取り戻すべく、夢の中でみたゲームのセーブデータをロードして、時戻り。2年前からパフィート国に留学するという変化を起こしつつ、再びヴィークたちと関係を作っていく…
 とりあえず、ヒドインがヒドイン。つーか、王太子攻撃してどうする…

4位 迂回チル『悪役令嬢と悪役令息が、出逢って恋に落ちたなら:名無しのの精霊と契約して追い出された令嬢は、今日も令息と競い合っているようです 1』

 「名無しの精霊」と契約したことで、実家からも見捨てられ、蔑まれるブリジット。ついに、第三王子からも婚約破棄されてしまう。しかし、勉強しないように強制されていた軛から解放された彼女は、かつての夢「精霊博士」を目指すことにする。
 その過程で、周囲から敬遠される公爵令息ユーリとライバル関係になって、ケンカップルモードになるのかな。
 第三王子が、人をそそのかしてブリジットに攻撃しているのはなぜなのやら。

3位 ていか小鳩『私のお母様は追放された元悪役令嬢でした:平民ブスメガネの下剋上 1』

 ジャケ買いの本。
 母親は追放された悪役令嬢で、執事からそれを徹底的に隠すように言いつけられたアシュリー。親元を離れて、王立学園に入学するがなぜかやたらと陰が薄い。しかし、王太子には見破られて、ついでに拾った「神獣」の存在も言い当てられて。
 のびた顔が魔道具を外すと銀髪美少女というのが、ギャップが激しくていいと思います。

2位 宙百『元悪役令嬢、巻き戻ったので王子様から逃走しようと思います! 1-2』

 ウェブ原作が削除されてしまったので、こちらを購入。幼女な主人公がなかなかかわいらしい。
 婚約破棄をループしている令嬢が、幼い頃に戻ったので、かつて事故で死なせた従弟を死なせないように決意する。しかし、それは暗殺と派閥の崩壊を狙った陰謀の一端で、自身が毒に倒れてしまうことに。
 第一のトラップを回避したルルフィーナ。しかし、第二王子との婚約話が持ち込まれて、領地に逃げ出すことに。勉強を名目に逃げ出したので、成績優秀者を集めた学校に通うことに。そこに、なぜか第二王子が保護されてきて。
 続きが楽しみ。

1位 逆木ルミヲ『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 1-3』

 とりあえず、リーゼロッテさんがツンデレかわいい。一途なのに、それを本人相手にはうまく伝えられない不器用さが愛おしい。
 実況と解説の練習をしようと乙女ゲームを二人ではじめた遠藤くんと小林さん。しかし、ゲームは今までにないストーリーだし、なぜかメインヒーローの王子と意思疎通ができるようになって。そこで、ツンケンしているリーゼロッテの本心を教えられた登場人物の行動も変わっていって。
 登場人物が誰も死なないようにしようと誘導する二人。
 それにつれて、キャラクターの行動も変わっていく。王子は婚約者のリーゼロッテの不器用な愛情に気付いて、だんだんと深みにはまっていく。ヒロイン、フィーネは、騎士候補生のバルドゥールと仲良くなっていって。
 夏休みにフィーネを自領に連れ帰るなど、リーゼロッテとフィーネも仲良くなって、従姉妹と分かって義理の姉妹関係に。仲良すぎて百合ルート疑惑が。
 しかし、リーゼロッテに対する魔女の侵食は止まらず。
 続きも買ってあるんだけど、気になりすぎて逆に手が出ない。