会期中に、もう一度行くのが無理そうなので、ざざっと見たのをメモ。
雷雨予報だったので、急いで見て回ったのだけど、結局、雨が降らなかったのならゆっくりと見ればよかった。市立図書館は帰りに回して。
つるっと南関素麺と江戸時代の人びと
今回のテーマは、熊本県の北の出入り口、南関町で生産されているそうめんの歴史示す文書類の展示。史料からすると、1780年ごろに生産が開始されたと認識されているようだ。展示されているのは、19世紀に入ってからの史料がメイン。
南関御茶屋へ納品する極上素麺の注文書と納品書。あるいは、関町でまとまって麦を買い付けて分配していた、地域の基幹産業としての姿。
あるいは、肥後の名所名物の番付に載せられていたり、「武鑑」に細川家の献上品として素麺が掲載されていたり。割と知られていた産品でる、と。番付の大関は八代蜜柑だったけど。
あと、北原白秋が南関出身で、素麺に関わる短歌があるという。