『機雷』で直木賞を受賞し、熊日新聞の記者として論説委員まで各ポストを歴任、熊本近代文学館の初代館長を務めた光岡明の企画展。各種資料を寄贈されて、草稿も第一稿、第二稿があったり、創作メモがあったり、手帳が残されていたり、なんか研究がしやすそうな感じ。『機雷』執筆のために集められた、大戦中から後の掃海関連の資料なんかは、別の方向でも利用できそうだなあ。
特別公務員としては、近代文学館の館長として各種講演や審査委員などの仕事をこなしている状況が紹介される。
一方で、熊日新聞の記者としての側面は、いまいち明確ではない感じが。
『柳川の水よ、よみがえれ』は読んだことあるかなあ。読んだことのない作家なので、ここに注目というのはなし。
寄贈された資料は、全体では何点ぐらいあるのだろうか。