見えない「精度」に投資できなかった近代日本

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それ以前に「精度」という概念を理解できていたかが問題なのでは?

ここで大事なことは、もし陸軍工廠の工作機械が極めて精度の高い最新型であったならば、村田はプロトタイプだけを完成してあとは誰任せでも不都合はなかったのであります。アメリカと戦争するようになって航空用エンジンや航空用の自動火器を量産致しますときに、この工作機械の精度こそは「フォース・マルチプライヤー」であったと誰もが気付きますが、明治時代には誰一人気付くものはございません。

明治時代あたりだと、アメリカでもそこまでにはなっていなかったのではないかな。細かいところは勉強中だが… ヨーロッパあたりでも、機械による近代的な銃生産に移行するまでは、すったもんだがあったことだし。このあたりは、一概に日本の軍人の認識がダメとは言いがたいのでは。