英国に蔵書寄贈「待った」 考古学協会、16日再協議

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201010110075.html
 いや、もう日本の文化レベルの低さを晒しているわけで、国辱としか言いようがない。 しかし、60年にわたって死蔵してきた上に、まともな目録も存在していないという時点で、言い訳できるものではない。もっと以前に、どこかの図書館と協定を結んで整理・利用を可能にするとか、手はあったはずで、ここにきて文句をつける方も怠慢の誹りを免れない。
 たぶん、アーカイブとか図書館についての理解の高い欧米に行った方が、これらの蔵書も幸せだと思うよ。日本だと、大阪の国際児童文学館のような事例もあるし。まあ、欧米でも、財政が苦しくなってコレクションを一括して手放すってのは良くあるけど。
 まあ、国内の大学や博物館が手を挙げなかったというのが、日本の文化財に対する認識のレベルを示しているよね… 会員から寄付を集めて、施設整備費などの持参金つきで頼んで回れば、国内でも受け入れるところはあるかもね。6万冊弱なら、大きめの書庫一つ分だから、なんとかなるかもしれないし。あ、今後も増えるのか…

対する協会理事の石川日出志・明治大学教授は「こういう結論しか出せなかったのは情けないが現実」と語る。

ある会員はこうぼやく。「国内の機関で受け手がないという現実に、日本の底の浅さを感じる」

 まあ、こういうことだよね…