どうして戦国時代は重い甲冑つけて戦ったのか 俺なら全身鎖帷子にして機動性重視二刀流で狩りまくるが

http://chaos2ch.com/archives/3108691.html そんな簡単に行くかっての。まあ、全身覆うような甲冑を着た人間は馬に乗って動くから、あんまり機動性は関係なかったのではなかろうかと。あち、鎧も、飛び道具の変化に対応して変化していくから、そのあたりを押さえないと、理解できないのだろうな。たいがい、どこの文明でも、十分な防御力をもった鎧があって、それほど優劣の差はなかったと考えるべきだろう。あとは、甲冑は身分を示す物だから、奇抜なデザインが導入されがちだったという点も考えるべきだろう。
 アステカの戦士の装束とか、中国や朝鮮の鎧の紹介も興味深い。
 あと、日本の甲冑の場合、肩につける冠板が、弓射に対する楯の役割をしていたから、手持ちの楯が発達しなかったのではなかろうか。鉄砲相手には手で持つ楯は軽過ぎて無意味だろうし。


 生田滋『大航海時代モルッカ諸島asin:4121014332によれば、ヨーロッパ式の甲冑は相当な威力を発揮したようだ。一時期は「鉄人」として畏怖されたとか。鎧の有無はかなりの影響力をもったのだろうな。このときの鎧が全身鎧か、もっと軽装なものだったかは定かではないが。