第2回 背景に日本の消費爆発、定着した薄利多売のビジネスモデル | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイト

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 中国で養殖された加工済みウナギによるスーパーやコンビニでの薄利多売が、日本人の消費量を押し上げ、資源枯渇を招いたという話。87年あたりから中国での養殖物が増え、1999年にピーク、その後は減少の一途だが、流通構造は変わっていない状況。
 しかしまあ、ウナギの専門店で食べるのと、パック済みの蒲焼では、やはり味に歴然とした差があるよなあ。まあ、その分、専門店のウナギは高いわけだが。『エビと日本人』で日本での消費がほとんど海老フライなのを指して「プアな食べ方」と言っていたが、同じように加工済みウナギの大量消費もプアな食べ方だよなあ。
 鮮魚以外の流通禁止くらいしないと、どうしようもなさそうだなあ… 消費者側として何ができるのか。


関連書籍:フィリップ・キュリー、イヴ・ミズレー『魚のいない海』、川崎健イワシと気候変動:漁業の未来を考える』

魚のいない海

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イワシと気候変動―漁業の未来を考える (岩波新書)

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