ナショナルグラフィック:特集:シリーズ 地球と、生きる:「魚を食べる」を考える

natgeo.nikkeibp.co.jp
 乱獲とその規制の問題。漁獲物の環境負荷の指標としての「シーフード・プリント」。一時生産者の消費量を指標にするのが、本当に環境負荷を正当に反映しているかは、疑問だが。
 しかし、公海での漁獲量が1950年には160万トンから、2010年には1300万トンに増加って、そりゃ資源が枯渇するわってレベルだな。
 あとは、漁獲物の分配が富裕国に偏っている問題と資源保持のために漁獲物消費量の上限を定める条約の提案。しかし、上限を決めるってのは、無理なんじゃなかろうか…

魚介類需要の高まりは、漁船団を世界中のあらゆる海域へと駆り立てた。もはや新たな漁場は残されていないのに、それでも十分と言えない状況だ。漁獲量は増大していて、資源の回復ペースが追いつかなくなるのではないかと、新旧どこの漁場でも危惧されている。国連食糧農業機関(FAO)と世界銀行は、最近発表した報告書の中で、現在のような大量の漁獲を維持するほどの魚は、もはや海には残されていないと結論づけた。それどころか漁船や漁具の数を半分にしても、なお魚を捕りすぎる計算なのだという