「春竹東区道路拡張記念碑」

 適当にさまよっていたら遭遇。県営八王子団地の北、八王子クリニックの角から少し南に行ったところ。水路の上にコンクリの梁を渡して、その上に建てられている。
 道路の拡張と石碑の建立に随分時間差があるなあ。




石碑正面

春竹東区道路拡張記念碑


  碑文
 加藤清正公の渡鹿堰と二の井手の設置
によりこの地に水田の基盤が出来る。
 明治二十二年、託麻郡春竹村の行政下
に東区・西区・別所区・八王子区・上春
竹区が出来る。
 大正十年熊本市春竹町となり、東区は
市近郊農業として稲作を始め、そ菜・樹
芸地域として発展。昭和五年春竹東農事
小組合が設立され、熊本市農事小組合経
営共進会では、昭和十一年から三ヶ年連
続して優勝。
 戦後の食糧増産に伴い、この地の農道
が狭くなり、道幅を二メートルに拡張。その後
農機具の大型化と国道四四五号線の新道
計画により再度拡幅が必要になり、昭和
四十四年十月春竹東区道路拡張期成会を
発足。本組合や八王子・田迎地区の役員
の努力により両側の地権者から一メートルづつ
の無償提供が行われ、現在の道路が昭和
五十八(一九八三)年に完成する。
 ここに本組合と期成会の功績を記念し
碑を建立する。
 平成十三年五月吉日(西暦二〇〇一年)



石碑裏面

建立者
 春竹農家組合
   広瀬 徳
   馬場ハツミ
   馬場敏治
   馬場律哉
   広瀬 等
   広瀬一明
   広瀬辰幸
   竹田勝彦
   中島宣好