- 作者: 田中芳樹
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1988/10
- メディア: 新書
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今回も、ホラー物。北海道の原野に建てられた超高層リゾート、ウラルに招待された主人公の作家相馬邦夫とその娘葉月。二人は、とある男の復讐劇によって引き起こされた怪異に翻弄されることになる。主人公を中心とするメインの登場人物が周辺を駆け回り、最後は廃墟を前に虚脱するってのは、なんというか正しくホラーって感じだな。
あと、なにもない原野に巨大リゾート建設って発想が、80年代だなと。大体、その手のリゾートって、死屍累々だしな。