水道インフラの復旧に、熊本市はどう立ち向かったか(前) データ・マックス NETIB-NEWS

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水道インフラの復旧に、熊本市はどう立ち向かったか(中) データ・マックス NETIB-NEWS
水道インフラの復旧に、熊本市はどう立ち向かったか(後) データ・マックス NETIB-NEWS
 地震による断水からの復旧の話。あの時は、復旧までに5日ほどかかったかな。ライフラインとしての水道の重要性が骨身に染みた。電気は、太陽光で最低限確保できただけに。前震の翌日に、水圧が弱いからと風呂場に水を貯めておいたのが、後々、助かった。


 本文は、熊本市の水道の概況や、14日の前震から、16日の本震、その後の復旧について。
 水道事業って、スケールメリットの効果が大きいのだな。人口が倍の福岡市と比べて、管路の延長は2-3割程度の差しか出ない。地下水を水源とするという特性など。
 14日の前震では、沼山津や健軍の管路にダメージが入ったり、水源が濁ったり。井戸の濁り水を排水する作業が行われた。部分的に、水の供給ができなくなっていたが、対策は峠を越えていた。
 ところが、16日未明の本震で、元の木阿弥に。
 どこもかしこもぶっ壊れたという状況に。あの時は、熊本市中全域が断水状態だったしな。井戸の復旧、基幹管路の復旧、末端部の復旧の順番で、復旧作業が行われた。また、給水車による給水が、市外からの支援をうけつつ、行われた。
 いまだに、公園一つ占領して、大規模な水道工事が行われているから、道半ばという感じなのだろうな。まあ、熊本平野に蓄積されたエネルギーは解放されたから、当面、地震はないんじゃないかなあという感じだけど。まあ、南海トラフ地震で、影響を受けるから、復旧を兼ねて、耐震配管に交換する必要はあるか。


 断水に比べると、下水の破損は、今回それほどクローズアップされなかったが、実態はどうだったのだろうな。