瀬尾つかさ『高度に発達した魔法は神の奇跡と区別がつかない 1-2』

 ちょっと読書ノート待ちが溜まってきたので、はやく書けそうな小説・マンガから攻略していく方向で。
 一迅社文庫の消滅で2巻打ち切りとなってしまった作品。魔法文明が発達した時代、エリート養成学校の女子寮が突如、1000年前に飛ばされてしまった。そこは、「魔族」と「人族」が争い、後に学園が創設される元となった人魔大戦の時代だった。主人公エルドは、たまたま妹の看病で女子寮に忍び込んでいて巻き込まれた。彼と女子寮の生徒会メンバーは、皆を元の時代に戻すべく苦闘を始める。


 魔法文明の汎用性というか、エネルギー効率の良さが凄いな。現代文明だと、燃料切れの時点であっという間に電気がなくなって詰むな。壊れても修理できないし。


 第一巻は、思わぬ事態に混乱しつつも、魔族軍を撤退させ、西部都市連合の一都市、城塞都市グンダールと誼を結ぶ。しかし、裏で冥神ネフスのしもべたちが暗躍し、戦うことになる。
 第二巻は時間が数ヶ月進んで、積層都市アルフェにて。グンダール経由で西部都市連合を団結させ、魔族軍と対抗させようとするダナン学園の一同。そこにネフス信者の暗殺者の暗躍、さらに、領主夫人も不審な動きを見せて。


 続きは出したいと後書きに書いてあるが、実現性はあるのだろうか…