蝸牛くも『ゴブリンスレイヤー 5』

 今回は冬山。
 水の街の「剣の乙女」からの依頼で、冒険者になった貴族令嬢が雪山で消息を絶ったので、捜索に行くことに。ゴブリン退治の依頼を受けてとのことで、案の定ゴブリンに遭遇。しかし、相変わらず一筋縄ではいかない。最初の巣穴で、無差別に知恵を投げつける外法の神「覚知神」の焼き印を見いだしたことから、ゴブリン・パラディンの存在を知ることになる。


 ゴブリンパラディンの本拠とおぼしき、ドワーフの砦の遺跡に侵入するべく、「覚知神」の信者に扮する一同+救出された令嬢剣士。女性陣が生け贄の供物扱いなのがちょっと楽しい。「慣れちゃいましたし」と力ない笑みの神官ちゃんとか。


 首尾良く潜入するが、令嬢剣士の暴走から事態は騒がしく。バレないように抜け出して、武器庫を破壊することに成功するが、途中からバレて乱戦に。二手に分れて人質と食料庫を破壊。そして、追いかけてくるゴブリンは雪崩で一網打尽。
 相変わらずエグいけど、多数の人型モンスターを相手取るならこの手の大量破壊が一番ではあるなあ…


 そして、新年。神官ちゃんも一年生き延びたか。というか、毎年新年の冒険者ギルドパーティの間、見張りしているか、ゴブリンスレイヤー