蝸牛くも『ゴブリンスレイヤー 9』

 今回は分散行動。
 しかし、女神官ちゃん、完全にゴブスレに毒されてるなあ。モンスター相手に同レベルのえげつない手をけろっと使ってみたり、毛布を凍らせてソリを作るみたいな無茶をやってみたり。かなりの成長とは言えるだろうけど、素直なのも良し悪しだなw


 今回は分散しての大冒険。ゴブリンスレイヤーは、牛飼い娘とともに、食糧不足の村に支援物資を輸送途中、オーガに率いられたゴブリンの集団に襲撃される。一巻で倒したオーガの弟が、復仇を狙ってのものであった。
 一方、女神官以下のパーティの面々は、見習い聖女が至高神から受けた託宣の遂行を助けるため、北の山の頂を目指すことに。


 魔神王の軍勢の残党による、あいも変わらずの陰謀の一端か。しかし、この世界、四半期ごとに滅亡の危機に瀕してないかw


 ゴブリンスレイヤーは、ただの配達と思っていたのが、非戦闘員を連れての逃避行。ほぼ全ての装備を失って、サバイバルしながら隠れ潜み、逆襲を狙う。地下室に隠れたり、井戸の中に呼気の指輪を使って潜んだり。魔法の道具便利だな。そして、人質を使ったオーガの呼び出しを利用して、近場の池に誘い出し、水底に沈めることに成功するも…


 一方、女神官らは、兎人の集落で「氷の魔女」が冬の時代をもたらし、その祝いということで雪男に襲撃されていることを知る。「決闘」を利用して、尖兵の雪男を倒し、本拠としている洞窟を襲撃する一同。氷の魔女がかくしていた「銀の矢」を探しだし、氷の魔女を倒すことに成功する。長い冬を人為的に作り出していた存在を倒し、意気揚々と引き上げる途中、麓の廃村で火の手が上がっているのを見かけて駆けつけることにする。


 そして、ちょうどのタイミングで合流に成功し、力を合わせてオーガを倒すことに成功する。一巻より危なげなく倒しているのが、一同の成長なのかね。その中でも、神官ちゃんが大胆不敵になってるなあ。