ライトノベル発行点数を調べてみたら、電撃がやはりヤバイ件について - 積読バベルのふもとから

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 感覚的には2002年あたりかな、急速に刊行点数が増えて追いつかなくなったのが。もう、ライトノベルひとつとっても、「ジャンル全体を俯瞰する」なんぞとっても無理というか。しかも電撃が怖いのは、物量に加えて質も伴っているというところ。やはりすそ野が広いところが強いというか。毎年数人ずつデビューさせて、それを15年近く続けているからなあ。ファンタジアはずいぶん流出させているけど。
 良いか悪いかはともかくとして、90年代にはかなり前の作品が普通に買えたのが、最近はあっというまに棚から消えるようになったって変化は確実にあるな。鮮度というか、足が早くなった。まあ、でもこういう拡大戦略がペイしているあいだは、それでもいいように思う。問題は市場の限界に突き当たったときだろうなあ。


『ラノベ戦国時代』―発売日と発行数から見た恐ろしき世界― - 積読バベルのふもとから
 もともとはスニーカーが1日、ファンタジアが20日ごろに出していて、電撃がその中間に割り込んだ格好なんだけど。新興レーベルが、20日以降に集中しているのは、なんか意図があるのだろうか。