今年印象に残った本2021(マンガ部門)

 今年はちょくちょく新しいシリーズを購入。Twitterに掲載されていて知った作品が多い。あとは、シリーズ完結記念が下位にまとまって。

10位 うみのとも『私を球場に連れてって! 4』

 個人的には、もう少し続いて欲しかった。
 野球バカ共の熱いシーズンが終了。際限の無い大食らいのタマ、かなりクズいレオナ、そしてそれと同レベルで戦うファル子、マスコット的野球に詳しい年下猫子とキャラのバランスが良いなあ。あと、うみのともさんのかわいいキャラが、個性をうまく中和しているというかw
 シーズンも終盤、キャッツとファルコンズの優勝争いからの久方ぶりの優勝、そして、クライマックスシリーズでは逆に鮮やかに逆転を決められてしまう展開。1シーズンというのは、ちょうど良い物語の長さだったかな。逆の煽りあいも楽しそうだけどw

9位 千葉サドルがっこうぐらし!:おたより』

 こっちも、完結記念。
 ゾンビ化を治療する方法が発見されて、人類復興が進む中で生きる学園生活部や自堕落同好会の面々のアフターストーリー。あちこち旅して回る美紀とやり取りした手紙から、描き出される生活。行政組織で活動するりーさんの淡い恋、車椅子生活の胡桃の悩み、先生になった由紀、そして、それぞれ自分の活動を行う自堕落同好会。
 あとは、途中で決別してしまった美紀と圭の決着など。つーか、幻見るキャラ多いなあ。
 傷跡は大きいけど、それぞれ歩き出している姿が印象的。

8位 得能正太郎New Game! 13』

 これも、完結記念。
 自信を失い引きこもった青葉。それに活を入れにやってくる紅葉。同い年ライバルいいなあ。そして、周りの応援を受けて、青葉は見事「フェアリーズストーリー4」のキービジュアルを射止める。
 そこからは、ちょこちょこトラブルがありつつも、無事完成。そして、数年後、ソフィーがイーグルジャンプに就職するところからのアフターストーリー。
 一昔のゲーム開発現場な世界を描写するなら、ここいらあたりが潮時なのかな。

7位 原悠衣きんいろモザイク Best Wishes.』

 これまた、完結。高校を卒業して、シノとアリスはイギリスに、綾と陽子は同棲、カレンと穂乃花は同じ大学とそれぞれ分れて生活するようになっても、変わらないと言えば変わらない一同w
 これで終わりかと思うと名残惜しい。

6位 kashmir『ぱらのま 1』

 Twitterで紹介しているのを見かけて、気になったので買った本。
 不思議系お姉ちゃんのぶらり電車旅。こんな風にふらりと旅行に行くの、楽しそうだなあ。あと、なんか異界に引き込まれそうな展開も。

5位 幌田『またぞろ 1』

 いろいろと不器用で不登校になってしまった穂波殊。出席日数不足で留年した彼女は、同じく留年した詩季、巴と同じクラスで一年生をやり直すことになる。殊さんがポンコツかわいい。
 巴に懐いている楓も含めて、四人組というのはバランスのいいキャラ配置にしやすいのかな。

4位TADD『イケメン女子と女装男子 1』

 女装に嵌まった少年が、年上のかっこいい男性にしか見えない女性にナンパされて、そのまま深い関係になっていくお話。釣り合おうと空回りする男子と、微妙に隙だらけなお姉さんの関係がいいなあ。

2位 玲。『妹の友達が何考えてるのかわからない 1』

 つゆちゃん、かわいい。
 主人公の妹の友達、つゆちゃんは無口で引っ込み思案の女の子。彼女の分かりにくいアプローチに、なにやら妹をかわいがるような感じで応じる主人公とのすれ違いラブコメ
 つゆちゃんかわいい。

1位 樋渡りん『冠さんの時計工房 3』

 時計店の店主綾子さんとお客さん、そして、お客さんの関係者が織りなす人間模様。派手さはないけど、なんかいいなあ。上位ほど、なんか、言葉が出なくなってくる…