「地震、危険市街地5745ヘクタール:国交省 住宅密集 大阪や長崎」『朝日新聞』2012/10/13

 地震で火事が起きたときに特に危険な密集市街地が全国に5745ヘクタールあると、国土交通省が12日、公表した。古い木造住宅が密集していて延焼の危険が高かったり、道路幅が狭くて避難が難しかったりする。同省は2020年度までの解消を目指している。
 地震が起きると複数の地域で同時に火災が起きる恐れがあり、密集市街地は特に被害が大きくなる可能性が指摘されていた。古くなった木造住宅が並ぶ地域などを対象に、各市町村が調査した結果を国交省が3月1日時点でまとめた。
 危険な市街地が最も多かったのは大阪府(2248ヘクタール)。戦前の町並みが多く残る大阪市南東部が1333ヘクタールと突出していた。豊中市寝屋川市など6市にも点在している。
 東京都(1683ヘクタール)では墨田区や品川区など13区に広がる。長崎県(262ヘクタール)は斜面に住宅が広がり、通路が道路ではなく階段のままの地域がある。(村田悟)

 戦前からの市街地って、それはそれで歴史的価値があると思うけどね。


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