切り抜き

「いちばMarket5:ウクライナ:前線兵の装備 足りなくて」『朝日新聞』2017/1/6

ウクライナ紛争の最大の問題は、ウクライナが失敗国家であるってことのような気がしてきた。政府が、軍隊に充分な装備を供給できず、民間の寄付や自弁に頼っている。ちょくちょく、弾薬庫がドローン攻撃を喰らっているようだが、これでは、隙だらけなんだろ…

「小型モノレール 広がる舞台:嘉穂製作所シェア日本一:寺院や公園 斜面すいすい:炭鉱の高い技術生かす」『朝日新聞』13/5/28

福岡県飯塚市の機械メーカーが、斜面用の小型モノレールのシェア日本一なのだそうな。炭鉱設備の技術が、石炭産業消滅後、モノレールにスピンオフしたと。個人宅への納入ってのも、すごいなあ。保守点検にコストがかかりそうだが。 韓国に進出。欧米や中東か…

「耕論:くすぶるサマータイム」『朝日新聞』18/10/23

サマータイムに関して、東京五輪組織委員会会長代行の遠藤利明氏、作家の堺屋太一氏、北大名誉教授本間研一氏の三人からの寄稿を集めている。時々、サマータイムを導入しようとする動きが表面化するけど、誰が、それをやりたいのかねえ。何のメリットもない…

「ビル下敷き 通行人が救った:日本橋の秘史明らかに」『熊日新聞』18/9/2

関東大震災で、東京・日本橋の貿易商社「野沢組」のれんが造り5階建て本店ビルは1923年9月1日、一瞬にして倒壊、社員らが生き埋めとなった。日本橋一帯は同日夜、火災に見舞われ、地震に耐えた周辺の白木屋呉服店、丸善などのビル群も焼け落ちた。 このため…

「関東大震災 多数の捏造写真」『熊日新聞』18/9/2

別の場所の写真に煙を書き加えたり、合成写真が大量にあり、それが無批判に引用されていたことが、判明した、と。本所の被服廠跡とされる写真は、中央気象台の「関東大震災調査報告」に掲載され、それがほかの学術書にも無批判に引用されている。そりゃまあ…

「ネアンデルタール人が痛み止め?:歯石にカビ 薬効熟知か」『朝日新聞』17/3/10

「若い男性」でも、痛み止めが必要なほどの歯の化膿だの、消化器系の疾病にかかっていたら、長生きできなかったわけだ。 歯石に残るDNAの解析から、ネアンデルタール人の医療技術が分かってきた、と。なんかすごい話だなあ。18万年前まで同じ病原菌を相互に…

「世界発2010:最古の新聞 「父」は職人」:1605年欧州 製本の副業で創刊」『朝日新聞』2010/9/17

発祥がストラスブールというのが、らしいな。ドイツ語圏とフランス語圏の境界領域。情報が集りやすい土地ではある。ヨハン・カルロスという製本職人が、内職でニュース冊子を売ったのが、きっかけ。最初は手書きだったのが、省力化のために印刷に。これが、…

「世界発2009:アフガンの布 紡ぐ夢:「タフタ」戦乱で生産途絶え16年」『朝日新聞』09/11/26

アフガニスタンの国産織物の話。南部ヘルマンド州で生産された綿花を使用し、北部のゴルバハルの工場で生産され、愛された綿織物「タフタ」。ソ連の侵攻とその後の内戦で、1993年ごろには操業不能になってしまったが、地元住民は工場を守り、現在も維持し続…

「世界発2006:パリ 車追放大作戦:車線減らし一方通行増 運転しづらい街に」『朝日新聞』06/4/22

パリの自動車交通量削減の話。ずいぶん前の記事だけど、実はこのころから、「クリーンディーゼル」が悪影響を及ぼしていたんじゃなかろうか。スモッグが、減量作戦の旗印の一つになっているが。 車線を減らして、一方通行ルートや進入禁止区域を増やして、自…

「スギの成分でボンネット:産総研など 端材を再利用」『朝日新聞』18/10/24

スギの成分を使ってボンネットやひじ掛けといった自動車用の部品を世界で初めて開発したと、産業技術総合研究所(産総研)などが23日発表した、2022年の実用化をめざし、試験走行を始める。 産総研と森林研究・整備機構・自動車部品の宮城化成(宮城県栗原市…

「世界発2009:世界遺産 細る楽園:イエメン・ソコトラ島」『朝日新聞』09/11/27

アデン湾の入り口を扼すソコトラ島のお話。大航海時代だと、香辛料貿易ルート掌握のために、ポルトガルが占領したり、ソ連が基地を置いたりした島。「インド洋のガラパゴス」と呼ばれ、独自の生物相が発達している。 しかし、観光客の流入や本土から送られた…

「世界発2009:魚カワィィ!:アマゾン発 注目の新素材」『朝日新聞』09/6/11

ブラジルで、ティラピアの皮を、皮革に加工して商品化しようとしているという話。普通に皮革素材として使えるのか。フィッシュレザーとして、日本にも入っているらしい。ブラジル・魚皮なんかで検索すると、やけどの治療に使うなんて記事が出てくるけど。加…

「世界発2007:有毒産廃、途上国へ:コートジボワール 中心都市を汚染」『朝日新聞』07/3/7

www.asahi.com トラフィギュラね。おぼえた。 ひたすらエグいな。無節操に処理のめんどい産廃を引き受けまくったオランダの商社に、犯罪ネットワークで悪名高いナイジェリアの人物による産廃会社設立、さらに大統領近辺に賄賂を送りまくったらしく異常に早い…

「世界発2015:温室ガス減 先住民の知恵:豪アボリジニー「火付け」応用」『朝日新聞』15/12/11

先住民による野焼きが、山火事の規模拡大を防いでいたこと。あらかじめ焼き払っておくことで、山火事の規模が抑制され、温室効果ガスの発生抑制になっている。最近は、これを排出権取引でお金にできるようになってきているし、世界各地で注目されるようにな…

「耕論:マンションの民主主義」『朝日新聞』15/12/10

マンションの維持についての議論。不動産コンサルタント牧野知弘氏の「「私権」への固執乗り越えよ」と神戸大教授平山洋介氏の「建て替え以外の選択増やせ」の二本構成。 前者の牧野記事は、マンションというものが、コミュニティへの参加を前提としたもので…

熊日新聞書評から

「『「反戦主義者なる事通告申上げます」』森永玲著:忘れられた異質な抵抗者」2017/8/13付 徹底的な不服従を貫いた人、末永敏事の評伝らしい。拘束出所後、行方はようとして知れず、墓もない、か…「反戦主義者なる事通告申上げます」 ――反軍を唱えて消えた…

朝日新聞書評から

残虐さに慣れ 人が人でなくなる|好書好日 兵士というもの――ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理作者: ゼンケ・ナイツェル,ハラルト・ヴェルツァー,小野寺拓也出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2018/04/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) …

「離島の名山 登れば絶景:「しま山100選」ガイド本出版 自治体観光ZPRに力」『熊日新聞』17/8/9

メモ。楽しそうだけど、金と機動力が… 選ばれた山を見ると、広島・山口・香川・長崎・鹿児島が多い。まあ、島の分布からして、順当だけど。しま山100選―登山で見つける、新しい島の魅力 (mont‐bell BOOKS)作者: ネイチュアエンタープライズ出版社/メーカー: …

「「MAINTENANCE」(マーク・パワー、東京都交通局著)」『熊日新聞』18/6/15

報道写真家による国際的なグループ「マグナム・フォト」に在籍する著者が、都営交通の裏方に密着し、バスや地下鉄の整備の現場を捉えた。大江戸線のトンネル内やバスの車両検修場。どの現場も清潔で、工具や作業着が整然と並んでいる様子が印象的だ。「神は…

朝日新聞読書欄「ひもとく」から

なんか、紙面に載った順番とサイトの掲載順がむちゃくちゃで、かなり不便。もうちょっと何とかならなかったのか。 災害と風評 平時に潜んでいた偏見や差別|好書好日 東日本大震災をめぐる風評を、どう捉えるか。向き合った本を紹介。食品に関して言えば、先…

朝日新聞書評から

なんか、朝日の書評サイトのデザインが変わっているな。デザイン変更は良いけど、過去の連載がリンク切れになっているのが困る。あと、書評の検索がしにくい。書名から、たどり着きにくいって、何を考えているのか。おしゃれを追求しすぎて、使いにくいパタ…

「人吉城跡 「謎の地下室」」『朝日新聞』18/8/23

www.asahi.com これ、前に人吉行ったときに見た。豊臣政権期に重臣だった相良清兵衛の屋敷跡に残っていた謎の地下室。写真は撮ってこなかったけど。 相良清兵衛の家系の屋敷だけに残り、日本では他に類似した遺構がないという。ロマンに溢れすぎ。 結局のと…

「西南戦争 発掘した史実は」『朝日新聞』18/9/5

www.asahi.com 西南戦争に関連する考古学的成果の紹介。熊本城天守閣の焼失の火元の話と薩軍の武器の話の2テーマが紹介されている。 まずは熊本城炎上のお話。本丸御殿の発掘で、火元が判明した。一番奥の小広間、当時は鎮台幹部の執務室だった。外部からの…

「稲葉継陽・熊大教授が講演:新・明智光秀論:近世の統治体制を先取り」『熊日新聞』18/9/17

9/8に県立美術館で行われた講演の紹介記事。基本的には、ガラシャ展図録の「明智光秀論」と同じ論旨なのかな。 なにやら、めちゃめちゃ聴衆が多くて、講堂からあふれたとか。私自身は、天気も悪いし、パスしたのだが。ある意味、正解だったかな。めちゃ混み…

「凹道の「清正公道」発掘:防衛のために掘り下げ?:大津町」『熊日新聞』17/8/20

江戸時代初期に加藤清正が整備したとされる大津町大津の豊後街道で、幅約9メートル、深さ約3メートルの逆台形をした凹道の「清正公道」が見つかった。石畳でない清正公道は始めて。台車の車輪が通った跡や「柊木水道」の水路跡も発掘された。調査している県…

江戸人と雑穀

本学理工学部 丸山敦 准教授らが古書籍に埋め込まれている毛髪の同位体分析により江戸時代の庶民の食生活を復元することに成功 ニュース 龍谷大学 You, Unlimited 江戸時代の食生活の変化、書物の紙に混ざった毛髪で判明:朝日新聞デジタル 同位体比でトウモ…

70年万博「太陽の塔」、マンモスなど内部の模型再生:朝日新聞デジタル

www.asahi.com 恐竜の復元がレトロで、時代を感じさせるw こういう復元は、80年代までかな。今は、体が地面に水平に復元されている。ゴジラスタイルとか思ったけど、シンゴジラは違うんだっけ。

書評・最新書評 コトラー 世界都市間競争 [著]フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー 資本主義に希望はある [著]フィリップ・コトラー - 諸富徹(京都大学教授・経済学) BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

book.asahi.com 都市間競争ねえ…

書評・最新書評 アメリカは食べる。―アメリカ食文化の謎をめぐる旅 [著]東理夫 - 大竹昭子(作家) BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

book.asahi.com アメリカの食事の多様性と画一性。ヨーロッパの料理を、アメリカ大陸の材料で再現しようとした歴史か。あるいは、土地の事情に合わせた食材や食べ方など。 一方で、同じレベルのものが広い範囲で手にはいる「公平性」の要請。

コラム別に読む 台湾の現在 若林正丈さんが選ぶ本 - 若林正丈(早稲田大学教授・台湾地域研究) BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

http://book.asahi.com/reviews/column/2015120600002.html 「族群」というのが興味深いな。移住者の歴史的多層構造。そして、「台湾」が国民国家化してきたからこそ、出現するエスニック・イマジネーションね。『族群:現代台湾のエスニック・イマジネーシ…